ModAstera と Wellgen Medical は、FDA登録済みトモグラフィ画像装置、臨床データセット、そして高速な医療AI開発基盤を組み合わせ、がん細胞診向けAIスクリーニングモデルを共同開発します。

By ModAstera
28 Apr 2026
東京、日本 / 高雄、台湾。2026年4月28日
ModAstera Inc. と Wellgen Medical CO., LTD は本日、がん細胞診向けAIスクリーニングモデルを共同開発するための戦略的知的財産協業を発表しました。本協業では、Wellgen の FDA 登録済みトモグラフィ画像ハードウェアおよび臨床データセットと、ModAstera の医療AI開発プラットフォームを組み合わせ、腫瘍学における最も根強い課題の一つである、体液検体中の転移がん細胞の正確かつ迅速な検出に取り組みます。
胸水や腹水などの体液からがん細胞を解析する細胞診は、転移がんの検出における最前線です。しかし、この分野は二つの深刻な課題に直面しています。
第一に、病理医不足が世界的に加速しています。米国では2030年までに5,000人の病理医不足が予測されており、日本では人口10万人あたりの病理医数がわずか1.4人で、米国のおよそ5分の1にとどまります。
第二に、体液細胞診における転移がんの診断感度は、がん種や手法によって32%から77%にとどまります。その結果、より早い介入が最も重要となる段階で、相当数のステージ4症例が見逃される可能性があります。
さらに、細胞検査士や病理医が利用できるツールは、この課題の複雑さに十分追いついていません。平面的な組織切片を前提に設計されたホールスライドスキャナーは、細胞が三次元的に重なり合う細胞診では十分に機能せず、細胞塊やデブリの背後に個々のがん細胞が隠れてしまいます。画像に映らないものを、AIだけで補うことはできません。
ModAstera Inc. は東京を拠点とする医療AIインフラ企業であり、臨床AIを構想から実運用まで加速するためのツールとモデルを構築しています。主力プラットフォームである MAEA(Medical AI Engineering Agent) は、医療分野に特化したエンドツーエンドの開発・MLOps環境であり、通常18〜24か月かかるAIモデル開発期間を最短30〜60日に短縮します。
ModAstera は Antler Japan の支援を受けており、Qualcomm AI Innovators Program APAC のメンバーでもあります。
Wellgen Medical は、次世代デジタル細胞診を専門とする医療機器企業です。Wellgen は、細胞診検体専用として世界で初めて設計されたスキャナー CytoScope と、FDA登録済みAI解析ソフトウェア CellDetect を開発しました。
Wellgen のハードウェアとソフトウェアは米国 FDA に登録され、日本の PMDA 認証も取得しています。台湾では6つの病院で導入が進んでおり、米国では Johns Hopkins にデモサイトがあります。また、Wellgen の公開データセットは、シカゴ大学の Nightingale Open Science プラットフォームが主催するAI研究チャレンジでも活用されています。
本契約のもと、両社は漿膜液細胞診向けAIスクリーニングモデルを共同開発・共同検証し、Wellgen の CytoScope ワークフローに直接統合します。事前スクリーニングされた画像によって、病理医レビューのための疑わしい視野を優先提示し、症例ごとのスクリーニング時間を大幅に短縮するとともに、本格的な遠隔病理展開に向けた基盤を築きます。
本協業は、より優れた画像インフラと、より高速な医療AI開発パイプラインを組み合わせることで、細胞診断の新しい標準を切り拓けるという共通の信念を示すものです。
提携やお問い合わせについては、コンタクトページよりご連絡ください。
ModAstera は、英国を代表する皮膚科医であり皮膚がん研究の第一人者である Christian Aldridge 教授を最高医療責任者として迎え、Hebra と MAEA の臨床ガバナンスを強化します。
ModAsteraは、韓国・ソウルで開催された Qualcomm AI Program for Innovators(QAIPI)2025 APAC Demo Day に参加し、安全性とプライバシーを重視した医療AIのビジョンを発表しました。
米国での連携・パイロットを加速し、MAEAで医療AIの実装を前進させます。